本から学ぶ

アドラー心理学【幸福とは貢献感】『嫌われる勇気』から考える飲食店経営

こんにちは。当ブログ管理人のおおいし(@yasu80808080)です.
この記事では名著『嫌われる勇気』から考える飲食店経営がテーマです。

この記事は、

・『嫌われる勇気』って結局何が言いたいの?
・この本を読むことでどんな変化がある?
・飲食店経営にはどう活かす?

こんな疑問を解決する記事です。

『嫌われる勇気』は3大心理学者の一人アルフレッド・アドラーの教えを”哲人”と”青年”の対話形式でわかりやすくまとめたものです。アドラー心理学は大袈裟じゃなく人生を変えることができる考え方です。どのようにアドラーの考え方を経営に活かしていくのかをこの記事でまとめましたのでぜひ最後まで読んでみてください。

きっと人生を変える一歩になるはずです。

本記事の内容

  • 『嫌われる勇気』のあらすじ
  • ポイント要約
  • 店舗経営にどう活かすか

Contents

  1. あらすじをカンタンに
  2. 要約した3つのポイント
    1. 目的論で生きる
    2. 課題の分離をする
    3. 共同体感覚を持つ
  3. アドラー心理学を店舗経営に活かすアクションプラン
    1. 目的論で未来を見据える
    2. 自分がコントロールできることに集中する
    3. お店は共同体であることを意識する

1.あらすじをカンタンに

哲人の書斎を訪れた青年

青年は哲人と議論するために哲人の書斎を訪れる。青年は”人は変われる””世界はシンプルである””誰もが幸福になれる”というアドラー心理学に基づく哲人の持論を受け入れられず、哲人を論破し持論を撤回させようと意気込んでいた。

そんな青年に哲人は言う。「世界が複雑なのではなくあなたが世界を複雑にしている」と。青年は哲人の持論は理想論であり現実的ではないと反論するが哲人はアドラー心理学に基づき青年の反論に対して真摯に答えていく。

誰もが幸福になれる?

「一人の例外もなく、今この瞬間から人は幸福になることができる」と哲人は言うが青年にはとても受け入れ難い考えだった。一つ一つ丁寧に青年の疑問に答えていく哲人。

どうすれば人は幸せに生きることができるのか?という哲学的な問いにもアドラー心理学を元に明確にかつ具体的に答えを提示する哲人。その答えを知った青年の考えはどう変わっていくのか。

2.要約した3つのポイント

著者の岸見一郎先生はアドラー心理学は劇薬で間違った理解や使い方をすれば人生に有害にすらなり得るとおっしゃっています。

僕自身もしっかり理解しているとは言い難いですがこのアドラー心理学が人生に光を与えてくれたこともまた事実です。多くの人にアドラー心理学を知って欲しいと思ってます。

『嫌われる勇気』の結論は”幸福とは誰かに貢献すること”です。その幸福のための指針になるのがアドラー心理学です。ここから僕が個人的にポイントだと思うところを要約して解説します。幸福な人生を送るためのヒントになれば幸いです。

1.目的論で生きる

1つ目のポイントは"目的論で生きる"ということです。

アドラー心理学ではトラウマを否定しています。過去の嫌な経験が現在の不幸を引き起こしていると考えるのは心理学者フロイトが提唱する「原因論」ですが、アドラーはあくまで未来に目を向けた「目的論」を提唱しています。

過去にどんな出来事があろうともそれによって何かが決まってしまうわけではなく、その出来事にどんな意味を与えこれからをどう選択して生きるのかは自由であると考えます。この考え方は人生においてとても重要です。

今の不幸を過去の出来事のせいにして生きるのと過去は関係なく未来はこれからの行動で決まると考えて生きるのではどちらが良い人生をおくれると思いますか?
僕は後者の目的論に沿って生きることの方が未来はより良いものになっていくと考えています。

過去に原因があるのではなく、未来はこれからの行動で決まる。

2.課題の分離をする

2つ目のポイントは"課題を分離する"です。

課題の分離はまず目の前の課題に対して<b>「それが誰の課題か?」</b>を考えます。例えば勉強をしない子どもに対して親が「勉強しなさい」と言うことはよくある話ですがこれは課題の分離ができていません。

なぜなら"勉強する"という課題は子どもの課題であって親の課題ではないからです。他者の課題に対して口を出すことはその人の家に土足で踏み込むような行為です。

誰の課題かを明確にして他者の課題には踏み込まない、それだけで対人関係の悩みがなくなっていきます

これはアドラー心理学の”承認欲求の否定”にも繋がります。

他者に承認されるために自分の行動を決めることをアドラー心理学では否定していますが自分の行動に対して他者がどう思うかは他者の課題であって自分の課題ではありません。

他者に認められるために掃除をし、誰からの承認も感謝もなければやめてしまう。そんな他者の評価、他者の課題に振り回されていては対人関係が窮屈になって当然です。

他者の課題を切り捨て、自分の課題に集中する。これが人生をシンプルに、そして楽に生きるために重要なのです。

その課題は誰の課題かを明確にし、他者の課題には踏み込まない。

3.共同体感覚を持つ

3つ目のポイントは”共同体感覚を持つ”です。

共同体感覚はアドラー心理学の終着点と言える重要なポイントです。私たちは必ず「共同体」に属しています。
会社、学校、家族、地域、国…大きい小さいはありますがこれらはすべて共同体と呼べます。

そして共同体の最小単位は「わたしとあなた」です。そこに二人が存在すればそれは共同体と捉えることができます。

共同体感覚のキーワードとなるのが「自己受容」と「他者信頼」そして「他者貢献」です。

  • 自己受容・・・良いところも悪いところもありのままの自分を受け入れること
  • 他者信頼・・・無条件で相手を信じること(相手が自分を信頼するかどうかは相手の課題)
  • 他者貢献・・・他者を仲間として認識し、他者のために役に立っていると感じること

共同体感覚とは「ありのままの自分を受け入れ、相手(共同体の仲間)を信頼し、相手(共同体の仲間)の役に立っていると感じること」と僕は理解しています。

この共同体感覚を持つと、今までは”なんで私だけ”とか”私が一番大変”と考えてしまっていたことが”私がこれをすることでみんなの役に立っているんだ”と感じることができるようになります。トイレ掃除も食器洗いもあなたがそれをすることで誰かのためになっています。

信頼している共同体に貢献しているんだという感覚とその貢献している自分をたっぷり受け入れることで「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つが重なり合い共同体感覚が育まれていくのです。

仲間を信頼し、仲間に貢献し、そんな自分を受け入れる。

3.アドラー心理学を店舗経営に活かすアクションプラン

ここからは飲食店経営者としての目線で『嫌われる勇気』から学んだアドラー心理学をどう経営に活かしていくのか、僕なりのアクションプランを提案していきます。

1.目的論で未来を見据える

例えば売り上げが良くないとき「近所に競合店ができたから」とか「消費税が上がったせいで」とか「そもそも立地が悪い」とか原因を探して自分を納得させていませんか。そして「だから仕方ない」と言い聞かせたりしていませんか。

アドラー心理学の目的論の目線から言えばそれは「売り上げを伸ばす行動を考えて実行しても売り上げが伸びなければ能力のない自分が露呈してしまう」のように行動した結果自分に不利益になることを避けるため原因を探してそこに逃げているだけの状態です。目的論は”これまでどうだったか”ではなく”これからどうするか”を考えることでもあります。

今現在、売り上げに困っているのなら過去や外的環境に原因を求めて逃げるのではなく、これからどんな行動をしてどうやって売り上げを伸ばしていくのかを考えて結果を恐れず行動していくことが必要です。まずは原因探しをやめてこれからのお店のこと、自分自身の行動について考えることから始めてみましょう。

  • 意味のない原因探しをやめる
  • これからどうするかを考え、明日へ繋がる行動を恐れず実行していく

2.自分がコントロールできることに集中する

課題の分離とは目の前の課題が誰の課題かを明確にして他人の課題には介入しないということです。

あなたの行動に対してスタッフがイライラすることがあるかもしれません。お客様が不満に思うこともあるかもしれません。自分が間違っていれば改善していくことが大切ですが、自分なりに一生懸命スタッフのためにお客様のために行動してもそういった不満は出てくるものです。

しかしスタッフの気持ちもお客様の気持ちもあなたがコントロールできるものではありません。

自分の行動に対して相手がどう思うかは相手の課題なのです。

相手の課題に介入するのではなく、自分でコントロールできることに集中しましょう。スタッフ教育のための本を読んだり、繁盛店を視察したり自分のできることを精一杯やってみる。

その行動をスタッフやお客様がどう評価するのかは自分にはコントロールできない相手の課題。そう割り切ってしまえば不安も消えていきます。仕事も楽しくなっていきます。そしてこれこそが嫌われる勇気を持つということなのです。

  • 自分でコントロールできない領域で悩むのをやめる
  • 相手にどう思われようが自分のできることに集中する

3.お店は共同体であるということを意識する

『嫌われる勇気』では幸福とは貢献感であると書かれています。

人は共同体に貢献している、誰かの役に立っていると感じられるとき幸せを覚えます。「お店」は一つの共同体です。

あなたのやっている仕事は必ず誰かの役に立っていますし、社員のやっている仕事も新人アルバイトがやっている仕事も全て誰かの役に立っています。ここに気がつくことができればどんな仕事であれ他者貢献を感じることができます。それが”幸福である”ということでもあります。

働いてくれているスタッフみんながお店を共同体だと認識し、自分はここに貢献しているんだと感じることができれば最高の職場になります。

あなたからそんな職場をつくっていきましょう。まずはあなたがお店を共同体だと認識し、貢献し幸福を感じながら働いてみてください。

そしてそんな想いを言葉にしたり連絡ノートを使ったりして発信していってください。その想いがスタッフに伝わり、お客様に伝わり、素敵なお店に変わっていくことでしょう。

  • 「お店」という共同体に貢献しているんだと感じながら行動する
  • 連絡ノートや言葉でその想いを積極的に伝えていく

4.まとめ

この記事では『嫌われる勇気』の要約とこの本から学ぶ飲食店経営について考察し、アクションプランを示しました。
飲食店経営をより良くするために、そしてお客様や働いてくれているスタッフにも幸せを感じてもらうために『嫌われる勇気』から学んだことを行動に移していきましょう。あなたの行動が世の中の飲食店を変えるチカラになっていくと信じています。

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