本から学ぶ

『福に憑かれた男』のあらすじと商売の学び【出会いが人を成長させる】

こんにちは。当ブログ管理人のおおいし(@yasu80808080)です。
この記事では『「福」に憑かれた男』のあらすじと商売の学びがテーマです。

この記事を読めば、

  • 「福」に憑かれた男のあらすじが知りたい!
  • お店をオープンしたけど売上が伸びない…
  • 商売をする上で大切なことってなんだろう?
  • 成功する人の考え方って?

こんな疑問が解決できます。

喜多川泰さんの『「福」に憑かれた男』は、ある本屋を舞台にその本屋の経営者の青年がいろんな困難を乗り切りながら奮闘する物語です。商売がテーマなのでこのブログのコンセプトにもぴったり。

ぜひ、実店舗を経営されていたり、いつか経営したいと考えている方には読んでいただきたい一冊です。商売についてたくさんのヒントが詰まったこの本から学べることをじっくり解説していきますね。

本記事の内容

  • あらすじ
  • ポイントの要約
  • アクションプラン

Contents

  1. あらすじをカンタンに
  2. 要約したポイント
    1. 目の前にいる人に心から興味を持つ
    2. どうやって手に入れるかではなく、どうして手に入れるか
    3. 人生を豊かに変える3つの習慣
  3. 店舗経営に活かすアクションプラン
    1. お客サマを名前で呼ぶ
    2. 飲食業を通じて自分に何が出来るのかを書き出す
    3. 尊敬する人に会いにいく

1.『「福」に憑かれた男』のあらすじをカンタンに

・長船堂書店を継いだ男

父親を亡くし、実家の本屋「長船堂書店」を継ぐことになった秀三。絶対に本屋として成功して長船堂も大きく改装する。本が好きな秀三は強い想いを持って経営を引き継いだが、現実はそう甘くなかった。何一つ上手くいかない。

ただでさえ客足が遠のいているのに、近所に大手の書店ができたり雑誌を24時間いつでも買えるコンビニができたり頼りにしていた市内の小学校の教科書の販売まで他の本屋に取られたり長船堂にとって悪いことばかりが起きる。

弱りきった秀三はお店を閉める決断をする。

・商売の神様との出会い

実は秀三には福の神が憑いていた。そしてこの長船堂にとって良くないことは全て福の神が引き起こしていたことだった。福の神は秀三にとって一見ツラい出来事を起こし、それを経験させることによって秀三を本当の成功者へと成長させようとしていた。

秀三は長船堂にやってきた老人と出会う。この老人が商売の神様と呼ばれる山本天晴という人物だった。山本に一冊の本を勧め、その本を山本が気に入ったことによって山本は秀三に閉店の考えを改めさせ長船堂を立て直すためのアドバイスをする。

ハードルの高い行動もなんとか実践していく秀三。少しずつ店を立て直し、山本から商売をする上で大切な商売哲学を学ぶ。そして、成功の先にある自分の人生をかけてやりたいことはなんだろうか考え始める。

・作家滝川との出会い

山本に一冊の本をお勧めしたことによって秀三、そして長船堂書店は大きく変わった。

そのきっかけとなった一冊を書いた作家滝川が突然長船堂に現れる。秀三は舞い上がりながらも滝川との出会いでずっと考えていた自分の使命、人生をかけてやりたいことを明確にしていく。

そして秀三は自分の人生を変えてくれた滝川の話をたくさんの人に聞かせたいと講演会を企画する。しかし、まったく人が集まらない。泣く泣く講演会を中止にし、落ち込んでいた秀三。

しかし、講演会を予定していた日、大荒れの天候となったその日に奇跡のような出来事が訪れる。

2.要約したポイント

このお話の中では福の神が出来ることは「素敵な出会いの提供」だけでした。それが人間が成長する上で一番大切なことだからです。素敵な出会いをきっかけにして人は成長することができます。

秀三も出会いをきっかけにどんどん成長していきました。そして成長の過程で大切なことをたくさん学びます。ここからは秀三が学んだ大切なことをまとめていきます。

①目の前にいる人に心から興味を持つ

本の中で山本は秀三にこんなことを言います。

自分の店にお客さんがたくさん入って来るようにすることには興味を持ち、実際にお店に入って来てくれたお客さんに興味を向けようとしなかったじゃないか。

目の前のお客が払ってくれるお金に興味を持つのではなく、目の前の人そのものに、その人の人生に興味を持たなきゃダメだよ。

これは商売の確信をついた言葉ですね。

ただ売上のために客数を増やせばいいと思っていた秀三はこの言葉に大きな衝撃を受けます。お店に来てくれる人ひとりひとりに名前がありそれぞれの生活があります。それを知り、その人のために自分ができることはなんどうかを真剣に考える。

それが商売人にとって大切なことだと秀三は学びました。

②どうやって手に入れるかではなく、どうして手に入れるか

秀三の店は少しずつ上手くいき始めていましたが、それと同時に感じたことのないような不安を感じるようになります。それを山本に相談すると山本は”豊かさとは何かを手に入れることじゃなく心の状態だ”と秀三に言います。

欲しいものを手に入れても、周りをみればもっと多くのものを持ってる人がいる。心の状態が豊かでなければお金を手に入れても欲しかったものを手に入れてもひとときの満足の後に不安がやってきます。

その不安を取り除くには「生きる目的」を持つこと。「自分の人生をかけてやりたいことを見つける」こと。それ以外にありません。

おまえさんは、おまえさんの人生を使って何をしようと思っているんだい?

どうやってお金を儲けるかではない。どうしてお金を儲けなければならないのか。

③人生を豊かに変える3つの習慣

この本では福の神が憑くための条件が以下の3つです。そしてこれが人生を豊かに変える3つの習慣でもあります。

  • 人知れずいいことをする
  • 他人の成功を心から祝福する
  • どんな人に対しても愛をもって接する

秀三は無意識のうちにこれを実践していて福の神が憑いていました。

現実の世界に福の神はいないかも知れませんがこういう意識で生きることってとても大事です。ゴミを拾ったり道を譲ったり感謝の気持ちを伝えたり人のためになることを積極的に手伝ったり。こういうことができる人って周りに味方がたくさんいます。

きっとピンチのときも助けてくれる味方が現れるでしょう。そして仲間と共に成功への道を進んでいけます。それが福の神のチカラかもしれませんね笑

3.店舗経営に活かすアクションプラン

ここからは飲食店経営者としての目線から『「福」に憑かれた男』から学んだことを実際に店舗経営に活かすためのアクションプランとして提案していきます。

①お客サマを名前で呼ぶ

一つ目は”お客様のことを名前で呼ぶ”です。

この本で商売の神様山本は「目の前の人そのものに、その人の人生に興味を持たなきゃダメだよ。」と言っています。お客様がお店でお金を使うから真剣に接するのではなくお客様自身に興味を持ち、お客様のシアワセや喜びのために真剣に接する。そういう気持ちがお客様には必ず伝わります。

そして、それはお客様との距離を縮めるということでもあります。そのための有効な手段がお客様を名前で呼ぶことです。

名前で呼ぶことでお客様は親近感を覚え、こちら側もお客様を一人の人として接する意識が芽生えます。お客様のシアワセと真剣に向き合うからこそ、お客様もお店のことやあなたのことを考えてくれるようになります。

まずはお客様の名前をさりげなくお伺いしてみてください。あなたの意識の中にいつもと違った感覚が芽生えてくることが実感できるはずです。

ポイント

お客様の名前をさりげなくお伺いし、会話の中で名前で呼んでみよう。

②飲食業を通じて自分に何が出来るのかを書き出す

二つ目は”飲食業を通じて自分に何が出来るのかを書き出す”です。

これは言うなれば「目的を明確にする」ということです。

こちらの記事で「繁盛店にしたい目的を明確にしよう」ということを書きました。

【繁盛店を目指さない飲食店経営】心と身体に余裕ができます

続きを見る

目的を明確にすることで漠然と繁盛店を目指していた人が繁盛店にならなくても自分の目的は達成できるじゃんって気づくこともあります。

本の中では秀三が「僕は本を売りたいのではない。出会った人の人生を応援したいんだ!」と自分の使命に気づきその使命が行動するための原動力となっていました。

あなたはなぜ飲食業をやっていますか?飲食業を通じて誰に何をしてあげたいですか?思いついたことを書き出してみてください。そして読み直したり書き加えたりを習慣にしてみてください。

「お金を稼ぐために繁盛店にならなければならない」みたいな固定観念が消えて、あなたがやるべき行動が見えてきます。

ポイント

目的を明確にすることで今やるべきことが見えてくる。

③尊敬する人に逢いにいく

三つ目は”尊敬する人に逢いにいく”です。

『「福」に憑かれた男』では秀三は出逢いによって人生を大きく変えていきます。この本ではそれが福の神のチカラなんですが。

でも実際に素敵な人と出逢いは人生に本当に大きな影響を与えてくれます。僕も尊敬する飲食店の経営者の方の講演会などに積極的に参加したり、話を聞いていただいたりすることで考え方がめちゃくちゃ変わりました。あの出逢いがあったから今があると言える出逢いがあります。

でも待っているだけじゃその機会は訪れません。こちらから逢いに行くアクションを起こさなければなりません。

本を読んで感銘を受けたならその人の講演会などが開催されてないか調べたり、お礼の手紙を書いてみたり。そういう行動から出逢いが広がり人生を変えていく大きな要因になります。

まずは今逢いたいなと頭に浮かぶ人と逢える方法を探して行動を起こすことが第一歩です。

ポイント

逢いたい人に逢うための行動を起こしてみよう。

まとめ

この記事では『「福」に憑かれた男』のあらすじとこの本から学べることをまとめました。

僕も最初は小手先のテクニックでお客様を集めることばかり考えていました。しかし、目の前のお客様に心から興味を持って接することの大切さを学びお客様のシアワセや笑顔に貢献できることがこれ以上ない喜びになりました。

そしてその頃から商売が上向きになり商売の本質ってこういうことかって感じたことを覚えています。

この記事が現在商売に悩んでいる人のヒントになればウレシイです。あなたが楽しく飲食店を経営できることを心よりお祈りしています。

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