こんにちは。当ブログ管理人のおおいし(@yasu80808080)です.
この記事では野口嘉則さんの『鏡の法則』から考える飲食店経営がテーマです。
この記事は、
- 鏡の法則って結局なんなの?
- アルバイトや社員との人間関係に悩んでいる…
- 最近イライラしがち…
こんな悩みに対して『鏡の法則』で学べることをベースに問題を解決していきます。
読んだ人の9割が涙した!と謳われている『鏡の法則』。国内で100万部を超えるベストセラーです。著者の野口嘉則さんはカウンセラーやコーチングを生業としており心理学にも精通しています。
『鏡の法則』自体は読んだ人の心を震わすような素晴らしい内容ですが、鏡の法則を奇跡的な演出によって盛り上げてる感も個人的には感じてます。しかし『鏡の法則』の考え方をキチンと理解して人生に役立てれば、人生をより良くするためのチカラになります。
この記事では『鏡の法則』を盲信するわけではなく、あくまで現実的な目線で人生をより良くするためのアクションプランを提案します。ぜひ最後まで読んでください。
またこのブログでは『本から考える飲食店経営』をテーマにいくつか記事をあげています。
例えばこんな記事があります。
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あの大谷翔平選手も愛読の『チーズはどこへ消えた?』から考える飲食店経営
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アドラー心理学【幸福とは貢献感】『嫌われる勇気』から考える飲食店経営
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これからもたくさんの本からアクションプランを提案していきますが記事によって内容が矛盾しているところも出てくるかと思います。僕自身、考え方はたくさんあると思っていてどれが正解と決められるものでもありません。いろんな記事を読んで自分にあったものを探して実行していただければ嬉しいです。
それでは本題にいってみましょう!
☑ 本記事の内容
- あらすじ
- 要約した3つのポイント
- 店舗経営にどう活かすか
Contents
1.ストーリーをカンタンに
いじめられる息子
主婦の栄子には悩みがあった。小学5年生の息子の優太が学校で仲間外れにされたり悪者にされたり辛い想いをしていることだ。そして何より優太がそのことを母親である自分に相談してくれないことだ。
優太は「いじめられてるわけじゃない」「僕は平気だ」と言い張っている。栄子は悩み疲れ果ててわらにもすがる思いで夫の先輩で経営コンサルタントの矢口氏に相談することにした。
鏡の法則
矢口は「あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいるのは、あなたが誰か感謝すべき人に感謝せずにその人を責めているからじゃないか」と言う。
「私たちの人生の現実は、私たちの心を映し出す鏡である」という鏡の法則を聞いた栄子は半信半疑ながら矢口の提案を聞く。矢口に「夫を尊敬しているか」「父親に対してゆるせないという思いを持っていないか」と聞かれ栄子はギクっとする。
確かに夫に対して思慮の浅い教養のない人、優太に夫のようになってほしくないと思っていたし、父親に対しても過去の経験からゆるせないという感情を持っていた。矢口は栄子の問題解決のためにまず父親との関係を改善することを提案し、そのための具体的な課題を出す。
栄子は本当に優太の問題が解決するならとその課題に取り組んでいく。
大切なことを気づかせるために問題は起こる
人生で一番勇気のいる課題だったが栄子は父親と和解し、同時に夫をどこか軽蔑していたことも反省する。そして優太の栄子に対するスタンスが自分が父親に対してとっていたことだと分かり父親の苦悩も理解する。
栄子は父親と和解できたこと、父親の苦悩を理解できたこと、夫への感謝に気づけたこと、そのすべてが優太の問題があったからこそだと思うと優太に感謝するほど今回の悩みを前向きに捉えられるようになっていた。
そして自分の内面と向き合い問題を解決していった栄子に奇跡のような体験が待っていた。
2.『鏡の法則』3つのポイント
この本の結論は”悩みは自分の内面と向き合うことで解決する”ということです。
『鏡の法則』は奇跡を起こす魔法ではなく、現実に起こる問題から自分の内面を見つめ直すためのものだと僕は理解しています。誰かをゆるしても目の前の悩みは解決しないかもしれませんが内面を見つめ直すことで少しずつ現実が変わってくることは間違いないです。そのための鏡の法則だと思ってください。
ここからは僕が個人的にポイントだと思うところを要約して解説していきます。
1.現実に起こる出来事の原因は心の中にある
一つ目のポイントは”現実に起こる出来事の原因は心の中にある”です。人生は自分の心を映す鏡だと言い換えることもできます。まさにこれこそが鏡の法則だって話なんですが。
本書でも本来は感謝すべき存在である父親を責めている栄子の心が大切な優太が責められているという現実となって映し出されています。心の中で不平不満ばかり抱いていると現実も不平不満を言いたいことで溢れてきます。少し宗教じみた話で受け入れられるかどうかはあなた次第ですが僕は”あると思って自分の人生をより良く生きる”ことにしています。
心の中をポジティブに優しくしていることは例え現実に映し出されなくても素晴らしいことだからです。鏡の法則を信じる信じないはともかく、心の中で不平不満ばかりを抱く人生と他人への感謝や前向きな思いを抱く人生、どちらがいい人生になれそうですか?
現実に起こる出来事の原因は心の中にあると考え、自らの人生に起きていることを見て心の中の感情と向き合っていくことがいい人生のために必要ではないでしょうか。
メモ
自らに起きている出来事から自分の心のありようを見つめ直し、自分を変えるためのヒントにする。
2.人生で起きるどんな問題も、何か大切なことを気づかせてくれるために起きる
二つ目のポイントは”人生で起きるどんな問題も、何か大切なことを気づかせてくれるために起きる”です。これを必然の法則と言います。
本書でも優太の問題があったからこそ栄子は父親との関係に問題があったことや夫のいいところを見ようとしていなかったことに気づくことが出来ました。
起こっている問題から目を背けず前向きに解決に取り組めば必ず「あの問題が起こってよかった。」と思える日がきます。生きていればどうしようもないと思えるような問題が起こったり、どうしたらいいかわからない現実に直面することもあります。本当に辛く苦しい日を過ごすこともあるでしょう。でも「いつか必ずこの経験があってよかった」と思えるならその経験もあなたを成長させるためのかけがえのない大切な経験になるのです。
メモ
自分に解決できない問題は起きない。しっかりと解決に取り組めばいつか必ず「この問題があってよかった」と思える。
3.ゆるす
三つ目のポイントは”ゆるす”です。「ゆるす」という言葉は、相手の行為をよしとすることでも大目に見ることでもなく、また「相手が悪い」と思いながら我慢することでもありません。
過去の出来事へのとらわれを手放し相手を責めることをやめ、今この瞬間の安らぎを選択することと本書では定義されています。
誰かに対して「ゆるせない」という思いを抱いているとき人は安らぎを感じることができません。また心にもストレスを与えた状態になります。そんな状態から解放されリラックスした心を手に入れるためのステップが「ゆるす」ということなのです。
ゆるせない人を「ゆるす」ことに抵抗を感じる場合、次のような思い込みが自分の中にないか考えてみてください。
- ゆるすと自分が損をする
- 相手は罪の報いを受けるべきである
- 恨みは復讐しないと晴れない
- 自分を守るためにゆるしてはいけない
これらの思い込みはゆるすことへのブレーキになります。どうしてもゆるせないのであればまずは「ゆるせない自分をゆるす」ところから始めましょう。そしてゆるせる心の余裕が持てるようになってからゆるすことを考えてください。
ゆるすのは相手のためにゆるすのではなくこれからの自分の人生を幸福なものにするために「ゆるす」のです。
メモ
自分の幸福な人生のために「ゆるす」。
3.『鏡の法則』を店舗経営に活かすためのアクションプラン
ここからは飲食店経営者としての目線から『鏡の法則』を読んで経営に活かすためのアクションプランを考えました。
この本で伝えたいことの本質とは少しズレるところもありますが本質的なこと以外にも大事な学びがあり、それを経営に活かせば楽しみながら経営をより良くできるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
1.感謝を伝える
1つ目は”感謝を伝える”です。本の中でも栄子が父親に感謝を伝えることで母親や夫にも幸せな気持ちは伝染していきました。
感謝を伝えるということは伝えた相手だけでなくたくさんの人を幸せの渦の中に巻き込むチカラがあります。感謝の効果はこちらの記事にもまとめてあります。こちらも読んでみてください。
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【感謝の効果は絶大!】感謝の習慣で人生が変わる!
続きを見る
アルバイトスタッフに感謝の気持ちを伝えていますか?
出勤してくれることは当たり前のことではありません。お店のためにがんばってくれることも当たり前のことではありません。もし今お店の人間関係が上手くいっていないのなら感謝が足りないのかもしれません。
相手が自分にありがとうを言ってくれなくても見返りを求めずこちらから普段の感謝を伝えてみましょう。僕は「今日も出勤してくれてありがとう」を必ず毎日伝えていました。連絡ノートなども使って感謝の気持ちを伝えたこともあります。その結果スタッフはお店のためにもっとがんばってくれるようになりました。
感謝のパワーは絶大です。このパワー使わないなんてもったいないです。今日から今から感謝を伝えていきましょう!
2.商売とは貢献であると考える
2つ目は”商売とは貢献であると考える”です。鏡の法則は自分の心の中が現実に投影される法則です。
なので心の中で商売は競争だと思ってる人の周りは競争相手となる敵だらけですが、商売は貢献だと思ってる人の周りには貢献しあえる仲間がたくさん現れます。
「隣のお店、暇そうだったよー」とお客様から聞いてシメシメとほくそ笑んでませんか笑
隣のお店が繁盛していることは自分たちの成長に繋がるので良いことです。協力しあって貢献しあって高めあっていくのが理想的だと僕は思っています。この考えを持ってからは周りのお店が繁盛していれば嬉しいと思うようになりました。
感謝と同じで見返りを求めず貢献することで人として成長していきます。あなたの成長はお店の成長です。成長を止めなければお店はあなたが描く理想の状態になっていくでしょう。
3.どんなことでもやってみる
3つ目は”どんなことでもやってみる”です。
本の中で栄子は半信半疑ながら矢口の提案を実行していきました。ここで「そんなの効果があるわけない」と行動に移さなければ現実は何も動きませんでした。
何か新しい販促をスタッフが提案してくれたとき「そんな販促意味がない」とか「オペレーションが大変」とか何かと理由をつけて行動しない選択をしていないでしょうか。”とりあえずやってみる”ことはとても大事です。やってみて効果がなければ改善したり別の方法を試したりすることで学びや経験になります。
行動を起こさなければ現実は何も動かないということをしっかり意識して日々の営業に取り組めば必ず変化のポイントが見えてきます。
- 感謝の習慣がお店に良い影響を与える
- 商売は貢献と考えることで味方が増える
- 行動を起こさなければ現実は何も変わらない
4.まとめ
この記事では『鏡の法則』のポイントと飲食店経営に活かすためのアクションプランを解説しました。
鏡の法則で心の中を見つめ直すことは自分だけでなく周りの人も幸せにします。そして具体的に行動していくことで普段の生活やお店の営業にも良い影響が出てきます。人間関係をより良くしてあなたもスタッフも楽しく働きながら理想のお店をつくっていきましょう!
応援しています。